成長を続ける介護市場とパートの働き方

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介護保険業界の総費用は高齢化に拍車が掛かかって2025年度には費用が21兆円に達し、インターネット産業と同等の規模に到達することが予見されています。右肩上がりを継続している成長市場に多くの企業が参入しており、革新的なサービスの輩出に期待が寄せられています。
その一方では、安易な気持ちで就職する人の増加と離職率が高く定着率の悪化が業界の大きな問題点です。仕事が過酷なために人手が不足しているというイメージを払拭するべく、人材定着の方策を積極的に展開しています。相次ぐ離職を教訓にして採用時に求職者の人柄を入念にチェックする事業所が増えています。
介護業界で勤務するパートの場合、自分の都合に応じた働き方を選択できる点が最大のメリットです。1日に1時間、1週間に1日から勤務できる事業所が多いので、旦那や子どもが不在の時間に効率良く働けます。一定の契約期間を定めているケースが一般的ですが、雇用期間に囚われずに無期限で勤務することも可能です。雇用形態の自由度が高いので、労働による心身の負担が増大しにくく、働き続けやすいです。実際に同一の事業所で10年以上に渡ってパートとして勤務している方は少なくありません。子育てが一段落した30・40代の未経験者でも着実に仕事を覚えて定着できます。但し、なぜ介護職に就きたいのかという明確な意志を持っていなければ、面接すら通過できない可能性もあります。介護職として勤務している人、していた人の体験談、失敗談は働くことを考えている人の参考になるはずです。そのようなものを参考にパートとして介護職で働きたいという自分の気持ちをどう伝えるかを考えることをおすすめします。